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誠倫ブログ

ドーピング問題を考える

2018-02-14
 
最近ドーピング問題が多い。スピードスケートで陽性がでたり、カヌーでは混入されたとゆう事態まで発覚した。この問題は本当に闇が深いと感じている。僕自身がドーピング問題とはずっと戦ってきたので人ごとではないとスポーツ界の特にトップ選手には警鐘を鳴らしたいと思っている。ドーピングにも様々なケースがあるが主に4つにわかれると僕は考える。1つ目は本当に自分の意思で使用するケース。2つ目は周りからの強要、または周りから協力を得ながら使用するケース、3つ目はドーピング薬とは気が付かずうっかり口にいれる、または使用するケース、4つ目は他人から悪意をもって意図的に混入されてしまうケース、だいたいこんなとこだと思う。1つ目と2つ目は最終的に自分の意思で決定してるってゆう意味では同じなんだけど、要は規模の違いかな。1つ目は個人で全てやるとゆうこと。購入から種類、使用方法など全てを自分だけでやる。2つ目はたくさんの人が関わりチームのような感じでやる。大きくいえば国ぐるみでやるってこと。実際ロシアが国ぐるみでドーピングをやらせていたってのはつい最近大きなニュースになったし、過去にも中国の代表医師やコーチが何年もの間国ぐるみでドーピング行為をしてきたと告発したとゆう事実もある。国ぐるみとなるとやはりオリンピックをメインに世界選手権、ワールドカップ規模でしかないと思うけど、有名なツールドフランスで優勝したアームストロングの告発本を読むと一企業、またはそれらに関わる力ある人達が金や名誉、宣伝のために1選手に専用の医師、博士、その世界の権力者をつけチームとしてドーピングをさせながらそれを隠蔽し栄光を勝ち取るとゆうのもある。これにはモチロン選手自身が勝ちたい、栄光をつかみたいとゆうのがあるからこそ葛藤はあるがドーピングに手を出してしまうとゆうのがベースにあると考えるべきだろう。そうでなければ断固拒否するだろうし身体のリスクやバレたときのリスクは大きすぎるものがある。それらを背負ってまでやるとゆうのは勝利や栄光の美酒がそれ以上のものとわかっているから。そして周りの権力者はそこにつけこんでくるわけだ。そして今現在はクリーンなスポーツとゆうことで一般的にもドーピング問題が浸透してきて各競技の全日本クラスや国体などにもドーピング検査が当たり前になってきた。ここで出てくるのが3つ目のうっかりドーピングだ。ドーピング問題が浸透してきたとはいえそれはまだまだ浅い。全日本や国体に出たばかりの選手はあまり知識もなければ意識も低いだろう。そんな選手がたまたま上位にきてドーピング検査をして引っかかってしまうことがある。日常で使っている風邪薬や漢方などでも種類によってはドーピングになってしまう。これは意図的ではないが1度陽性の決定がでてしまえばそれを覆すのは難しい。うっかりだろうがなんだろうが違反は違反なのである。ペナルティは受けなければならない。ただ意図的ではなかった、うっかりだった、それを示せる証拠や説明がしっかりできるのであればスポーツ仲裁機構に訴えて情状酌量の処置にしてもらうことは不可能ではない。そして1番やっかいなのが悪意をもって他人から混入されるケースである。この問題には僕もずっと悩まされ続けているし一生消えることのない傷として残っている。自分の間違い、うっかりならいくらでも改善の仕様があるが他人から悪意をもって狙われたらハッキリいって塞ぎようがない。特に馬とゆうスポーツはずっと馬に付きっきりで生活するとゆうわけにはいかないし、食べちゃダメとゆうものでも動物は食べてしまう。勿論人だって狙われたら大変だけど少なくとも自分で自分の食べ物、飲み物は管理できるし対策のしようがある。他人からの食べ物、飲み物は絶対口にしない、自分の食べ物、飲み物は常に持ち歩き管理する、離れるときは厳重な金庫に入れて管理する、他にもいろいろあるけど人ならばこれだけでほぼ他人からの混入は難しくなるだろう。だけど動物は違う。犬や猫の小型なものならまだしも馬のような大動物を常日頃目を離さず自分の手元に置いておくとゆうのは現実的に不可能なのである。厩舎を通りすがりに禁止薬物をペロッと舐めさせられても、またはそれらを含んだ餌をポンと厩舎に投げ込まれても馬にそれを口に含んではいけないとゆう意識はない。食べずとも興味でペロッとやればそれでお終い。夜中に厩舎に忍び込み直接注入とゆう方法もあるだろう。自分の厩舎ならドアをつけ鍵をかけるとゆう方法があるが試合会場ではそれは不可能である。ヨーロッパなどではよくセキュリティが厩舎前に立っていて関係者でなければ中に入れないが、そもそも悪意をもって混入しようとするのは関係者なのでハッキリいって意味がないのである。最後の手段は試合期間中に自分の馬の前で寝泊まりをする、監視カメラを設置する、これぐらいしかない。ただ個人で何日間も録画し続ける監視カメラを用意して設置するのは容易ではないし数日間馬と一緒に寝泊まりするとゆうのも身体的にも精神的にも負担は激しい。僕も二十代はなんとかそれでやってきたが今はそれをやる自信はない。一瞬の判断やコンマ何秒を争う勝負の世界でそんなボロボロの状態で戦うとゆうこと自体がそもそも既に負けている状態だろう。このような他人から混入されるとゆうドーピング問題が世に出ているのはまだまだ氷山の一角に過ぎないと僕は思っている。事実僕のケースがそうだからだ。僕から言わしたらカヌーの件は犯人が自らやったことを自白しただけたいしたもんだよ。罪の意識に悩まされて告白したのかバレる予兆があったから罪を軽くするために自ら告白して先手を打ったのか真実はわからないけどね。捕まらない犯人なんていっぱいいるだろうし、そいつらがのうのうと生活してるなんて思うとマジで殺してやりたいけどね。おい、俺に盛ったクソ野郎、お前も死ぬ前に一度でいいから罪を改めて白状してみろよ。天国には行けなくても地獄の刑も軽くなるかもしれないよ。なんてニュースを見るたびに考えちゃう今日この頃です。
 
 
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