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誠倫ブログ

ありがとう、トップ

2018-09-25
2018年9月24日12時43分、永遠の戦友トップギアが26歳の生涯に静かに幕を下ろしました。老衰でした。
僕自身は試合中だった為、最後の瞬間を看取れませんでしたが、テレビ電話で見た最後のトップの瞳が凄く綺麗で、苦しみじゃなくて、じゃあな!ってさよならを言っているようなクールな想いを感じたんです。
それから1時間もしない内に全く暴れることなく眠るように永眠したと聞きました。
あいつは本当に最後の最後までクールな天才トップギアでありました。馬なのにカッコよすぎるよ。。
トップが俺の馬人生を変えてくれました。20年の付き合いで最高の喜びも苦しみも共にしたやつでした。
無敵の強さで大障害を勝ちまくり全日本連覇。ワールドカップリーグも制し、ワールドカップからそのままアテネオリンピック候補として挑戦しようとした矢先に度重なるドーピング問題。テレビや新聞、ネットで叩かれまくり失意のどん底にいた俺を奮い立たせてくれたのもやっぱりトップでした。
こんな汚名を着せられたまま終わらせていいわけない。。
1番は犯人を捕まえることがよかったけど世の中どうにも証明できることとできないことがある。
できないことに振り回されるより、できることをやってやろう。そう思いすでにドーピング問題から数年が過ぎピークを越していたトップともう1度頂点を狙い全日本を3度目の制覇。苦しみながらもなんとかリーグを勝ち抜き史上初元競走馬のワールドカップホースが誕生したんだよね。この時16歳だよ!
乗っていても全盛期からの力の衰えは明らかだったし飛行機の関係でヨーロッパに着いたのがワールドカップの1ヶ月前!調整期間なさすぎで着いて1週間後にインドアの試合1回、なぜか外の試合1回を使っていざ本番。まあ、デニスの厩舎だったからね。
でも本番ではビビリまくってる俺をグングン引っ張っていって何事もなかったかのようにゴール。その時で10年乗ってたけど、10年乗ってまた新たにトップの凄さを感じたのを鮮明に覚えてるよ。
他にも思い出したらきりがないけどさ、とにかく最強で最高の戦友だった。。
今はまだ胸におっきな穴があいて力がはいらないけどさ、俺はもうちょっとこっちで走り続けるよ。
またおまえみたいな奴に出会えると信じて。
トップ、本当にありがとう。
 
生き物の壁を越えて心からおまえを愛していたよ。
株式会社トラウム
小山乗馬クラブ

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